【第107話】小泉さん
小泉さんは凄い人だと思います。
あそこまで色々な人に叩かれて、平気な顔して居られるほど面の皮が厚いなんて、
大した物です。
【第一ステップ】
なんかやってくれそう、といった無責任な期待感に後押しされ、内閣支持率80%超。
ま、私は最初からコイツはやべえぞ、と思ってましたけど。いや、マジで
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【第二ステップ】
実はボンクラで口ばっかりの野郎だと『やっと』周りが気づき始める。内閣支持率低下。
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【第三ステップ】
周りから散々言われて、言われて、言われまくって、それでも平気。
全然平気。どんなに罵詈雑言を浴びても、トンチンカンな答えを相手を太極拳の動きの様に
華麗にスルー。
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【第四ステップ】
駄目だ、コイツ・・・。もう何言ってもムダじゃない?
こんな奴に本気になった自分がバカバカしくなってきた・・・。
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【第五ステップ】
わかったよ。もう、わかった。そんなに言うなら勝手にやれよ。な。それで良いから・・・。
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今、ココ。
岩の様な信念(?)に、国民が望みを託した(諦めた?)結果としての総選挙大勝利。
叩かれても、罵られても、それにメゲナイ不屈の闘志があれば、
周りの人が諦めと期待の入り混じった目で見てくれるようになる。
そう証明してくれたような気がします。
その一方、惨敗の民主党岡田さん。
「責任を取って党首を辞任」とか言ってますが、
それって本当に男らしいんですかね?
JR西日本の垣内社長は、「事態の収拾をつけるまでは辞めない」と宣言していましたが、
そのほうがヨッポド男らしい気がします。
辞めちゃえば文句も言われなくなるから楽だもんね。
まあ、坊ちゃんには無理ってモンでしょう。
さて、口喧嘩に勝つ為には、2種類の方法があります。
一つは、理論武装をして、知識やスキルを磨いて、相手と真っ向勝負をすること。
武道で言えば、空手・ボクシング・テコンドー・キックなどかな?これが岡田さん。
もう一つは、徹底的に相手の話をはぐらかして、バカのフリをする事。
何を言われても、「え?何?何いってんのか、わかんねぇ。俺、バカだし。」と言った態度をするか、
相手の言っている事のオウム返し。
そのうち相手は本気でぶち切れ始める。そうなったらもう勝ちです。
武道で言えば、合気道や太極拳。これが小泉さん。
相手の余分な力を上手に使って、のらりくらりと上手くかわす術を持った人に、
バカの一つ覚えの様に真正面の攻撃をする人は、
勝てません。
一国の首相として、徹底的にバカのフリをし続けた小泉首相は、
実は本当に恐ろしい人物だと思います。
本当のバカだったら、勇気も度胸もありませんから、ここまで伸ばせません。
こうしてこの国の国民は、「ウツケ殿」の戦略にまんまと嵌ってしまったわけです。
もう後戻りできません。