《第4話》 具合悪い | 『帰ってきた』 コロ助の徒然日記 リローデッドZ パート2

《第4話》 具合悪い

今日は朝から具合が悪いです。

吐き気と寒気が止まらない。


まあ恐らく先週風邪を引いて、それが治ってないだけだと思いますが。


私の子ども(になる予定の女の子)は、まだ3歳ですが、

具合が悪いと「具合が悪い」しっかりと意思表示をしてくれます。

具合が悪くなくても「具合が悪い」としっかりと意思表示をしてくれます。


どんな時かと言うと、都合が悪い時でしょうかね。


車にチャイルドシートを乗っけて、ママが助手席、子どもは後ろで隔離をするのですが、

ママの隣が良いの・・・」と情けない声を出すわけです。


そのうち、「ねえ、具合悪い・・・」と言い出します。

具合が悪いといえば、周りの大人が優しくしてくれるという学習がインプットされているわけですね。


チャイルドシートに座っただけで、そんなに簡単に具合が悪くなっては困ります。

取り敢えず、「ああそう。我慢しなさいね。」と無視をするわけです。

それでも彼女は負けません。

「ねえ、具合悪いの・・・。具合悪い・・・。」の連呼。

本当に具合が悪かったら、言葉が少なくなるというもんですが、

相変わらずわけのわからない独り言を繰り返しながら、

サブリミナル効果の様に「具合悪い」と要所要所にアピールを続けます。


それでも放っておくと、


ぐあーわるいー♪ぐあーわるーいー♪ぐあーわるいったらぐあーわるいー♪」


と歌い始めました。


どの辺りが具合が悪いのでしょうか。


都合が悪い時は、「具合悪い」とか細い声で言うのが、最近自分の中で流行ってます。


それは前座の話なのですが、


具合が悪い時、みなさんは他の人に具合が悪い事を言いますか?

人から「大丈夫?具合が悪そう」と言われた時、どの様に答えますか?


私は中々難しい問題だなと考えているのです。


具合が悪い、といえば他の人は心配してくれるかも知れませんが、

心配して欲しくて言ってるんだろう、と思われるのも心外です。


しかしながら、結果的に私はしっかりと体調が良くない事をアピールします。


「大丈夫かい?」と聞かれたら、

いや、大丈夫じゃないね。」と答える事にしています。


「大丈夫かい?」と聞かれて、

明らかに調子が悪そうで、顔も真っ青、ゼイゼイ言いながら

「だ、大丈夫です・・・。」などと言ったとしても、

そういわれた人は反応に困るという物です。


「いや、どう見ても大丈夫じゃないだろう。嘘をつくなよ。」

「い、いや、ほ、本当に全然平気なんです・・・。」

「そんな事言っても、耳から血が出てるじゃないか。病院に行けよ。」

「ゴフッ!本当に、だい、じょうぶ、な、んです・・・。」


もうこいつ、どうしたら良いんだ、と思ってしまうでしょう。


素直に「大丈夫ではない」と言ってくれれば、

そうか。お大事にね」と簡単に返事が出来るという物です。


心配掛けないつもりで「大丈夫だ」と言っても、

明らかに大丈夫ではない場合、相手はその分だけ困っているという事


忘れてはいけないですね


心配しない人はどうせ心配しないし

心配して欲しい人には、心配かければ良いじゃないですか。


そんな風に思うようになりました。


※途中、具合悪い人のセリフにドモリの部分がありましたが、

別に芦屋雁之助は関係ありません。