《第5話》 思い出の歌
誰にでも、 「この歌を聴くとあの時を思い出す」ってな歌があるものでしょう。
懐かしい思い出や、思い出したくもない思い出など、
不思議とその時の全てが思い出されてしまうような歌。
今回は自分における「思い出の歌」を思い出せる限り思い出してみようかと思っているわけです。
それから、「思う」と言う字が最多出場するブログを目指してみたいとも思っています。
① Marionette-BOOWY
ボウイ、真ん中のφみたいな字がどうしても出せないのは、何とかなりませんかね。
PC各種メーカーはボウイの真ん中の文字を「記号」の中に入れておいて下さい。
CDショップや音楽雑誌を見るたびに、歯がゆい思いをしているのは、
私だけではないと思います。
ちなみに「東芝EMI以外でリリースするつもりはない」という決意の表れだそうです。
意味、わかりませんけど。
それは置いておいて、マリオネット。
ボウイといえば、私の中学生時代の不良の代名詞でした。
ヤンキーは盗難車にボウイのステッカー。大音量でマリオネット。
つまり、「ダサい曲」の代名詞だったわけです。
良い曲ですよね。
しかし、実はボウイの曲は「B-Blue」や「Rouge of Glay」なんかの方が好きです。
ルージュオブグレイは、「俺たちに明日はない-ボニー&クライド」という映画の事を
歌った歌ですね。そう、最後にマシンガンで蜂の巣にされるカップルの銀行強盗の話。
それほど好きではないのに、なんで思い出に残っているかと言うとですね、
一つはギターで良く引いていた曲だから。
でも、それよりも、
「マリオネットが大音量で流れるゾッキー車」の先輩の人が、
下校中の真面目な中学生だった私の前に停車し、
「おい、なんでカンパの金出さねえんだよ、舐めてんのか?てめぇ!」
と、15発ぐらい殴ってくれた思い出のせいでしょうか。
原くん、いや、仮名ですけどね。
その後何回か少年院に入って、その後結婚したという話を聞きました。
いや、聞いたのではなく、引越しの手続きで市役所に行った時、目の前で婚姻届を出してたんです。
しまりの無い顔してたなぁ。実際には喧嘩弱かったんですけどね、その人。
やっぱり先輩だから逆らえませんでしたよ。
仲間の人が、なんでこんなのを警察は放っておくんだっていうくらいの、
狂犬みたいな人ばっかりだったし。
今でも聞くと、盗難改造車のシーマから、原くんが登場するんじゃないかと思いますから。
そんな思い出です。
② Innocent World - Mr.Children
大学時代ですね。ミスチルは「君がいた夏」や「抱きしめたい」などで「良い曲」と思われる曲を
リリースはしていましたが、一般的な知名度は「Cross Road」がドラマで使われた事だったかと
思われます。
自分はこの曲を聴いていた頃、大学生でした。主に車の中で聞いていました。
友達とカラオケに行くと、みんな歌いたがる曲ですが、みんなして最後まで完奏できない曲の
代名詞です。
これが入っているアルバム、アトミックハートでしたっけ?
何故かどこで買ったかも覚えています。横浜のそごうで買いました。間違いありません。
どんな思い出があるかと言うとですね、そんな事言いたくないです。
③ 夏色-ゆず
これは大学を卒業する頃だったでしょうか。ゆずがメジャーになるきっかけだったのでは、
と思われます。良い曲ですよね。
これもカラオケでは歌いにくい曲ですよね。彼ら、声が高いですから。
良くバイト仲間の小鷹くんの家で聞いていました。
どんな思い出があるかと言うとですね、絶対に言いたくないです。
この曲、聞きたくもないくらいですからね。
④ Dear My Friends-Every Little Thing
これは大学3年生あたりでしたかね?
持田香織。
ヤングマガジンの冴えないミスコンで出てきた、冴えない女の子でした。
今では気持ち悪い人になっちゃってますけど。ふかわりょうと間違えました。
冴えない女の子から、ちょっと可愛い女の子に変身した頃で、個人的に好きでした。
思い出って程じゃないんですけどね。歌詞が切なくないですか?
なんつうか、
「いや、あんたただの友達なんだけど。そんなに一生懸命男をアピールされても困るし。
はっはは、冗談やめてよ。いや、マジで彼氏にするとかありえないから(苦笑)」
みたいな温度差を感じる歌詞が、何度聞いても切ないです。
いや、別にそういう経験をしたわけじゃないです。
あと、それからちょっとして付き合った人が、
「ちょっとだけ」持田香織に似ていると言われていました。
言ってたのは一人だけなんですけど。
⑤ 二つの願いー槙原敬之
言いたくも無いんですけど、精神的にちょっと辛い時に聞いていた歌でした。
以上です。
⑥ MISERY-hide
変死(決して自殺とは言いません)した元X-JAPANのギタリスト、hideの曲。
私、ヒデさん、本当に好きでした。ギターもモッキンバード使ってます。
Xの曲でしたら、今でも多分全部ギターで弾けると思います。
ヒデさん、Xに加入する前は、サーベルタイガーというバンドでギター弾いてました。
かなり初期の頃からXを聞いてましたので、
かれこれ20年ぐらいヒデさんが好きという事になります。
この曲、メロディーは非常に明るいのですが、歌詞が暗いというか、
白血病と戦う女の子を励ます為に作られた曲です。(ヒデさん、骨髄バンクに登録してました)
おいおい、冗談だろ?と思うかも知れませんが、この曲を聴いて泣きます。
ヒデさんの他のどの曲を聴いても泣かないのですが、ミザリーだけは、泣きます。
自分が人を励ましておいて、勝手に死んでしまったから。
余談ですが、「Hurry-go-round」は、ヒデさんの死後にリリースされた曲。
泣いたりはしませんけど、歌詞を聴いて一瞬希望を持ってしまいました。
嘘だよ!ってまた出てきてくれるのかと思ってしまいまして。
「また華となるでしょう。メリーゴーラウンドのように。また春に会いましょう」
ジャスラック、大丈夫ですかね。
⑦ 逢いたい気持ち-GLAY
精神的に辛い時に聞いていました。思い出したくも無いです。
⑧ Jealousyを眠らせて-氷室京介
高校時代でした。氷室京介は好きでした。
私の母親は、私が聞いている曲をいつの間にか頭の中にインプットして、
会社などでカラオケに行くと、普通のオバサンよりも若い人が聞く曲を知っていると
褒められた、と大はしゃぎしていた事がありました。
この曲は、カラオケが嫌いな母親が、初めて会社の同僚とカラオケに行った時、
営業の木田さんがこの曲を歌って、
「氷室京介いいよね。でもLOVER'S DAYが好き」
と言ったら、「なんでそんな事知ってるんですか??」周りの人に驚愕された、と話していた、
そんな思い出です。
営業の木田さん。子どもの名前に「京介」とつけてました。
⑨ Knockin' on your door-L=R
エルアール。黒澤さん、僕の友達のお姉さんの彼氏でした。
大学生の頃、何故か大好きでした。
あの頃は、大学とアルバイトで非常に疲れた毎日を送っていたのですが、
この曲を聴くと元気になった思い出があります。
いやね、私、大学時代は諸事情により学費を全部自分で出していたのですが、
丁度この頃、後期の学費が払えないかも知れない、そうすると除籍になっちまう!
というジレンマと戦っていたんです。
結果的にセーフだったんですが、間違いなくその頃の心理状態とリンクしています。
⑩ CLAZY GONNA CLAZY-trf
あの頃、小室哲哉、めちゃくちゃパワーがありましたね。
このtrf(TK RAVE FACTORYの略らしいですが)以外に、GLOBEや安室奈美恵なんかの
プロデュース、そうそう、華原朋美とかDOS(カバちゃんの・・・)もそうでした。
何故ならば、小室さん。自分で歌うと下手すぎますからね。
あれはギャグですよ。
どんな思い出かと言うと、言いたくない、という程でもないですが、やっぱり言いたくないです。
⑪ Feel Like Dance-Globe
これはね、この曲が出た頃、車に撥ねられました。
その当時、アルバイト先の仲間と車で京都旅行に行く約束をしてあったんですね。
でも僕が車に撥ねられたので、「計画を中止しよう」と言ってくれたんです。
いやいや、そんな事を言わずに行ってきてよ、と言っても聞いてくれない。
そこで、わかった、じゃあ俺も行く、と。
痛みを我慢しながら京都に行きました。
その頃の曲です。
まだまだあると思いますが、こうしてみると、
必ずしも「大好きな曲」が思い出の曲になるとは限りませんね。
そして、嫌な思い出とリンクしやすい、という事も発覚しました。
みなさんの思い出の曲を教えてくれたら嬉しいかもしれませんが、
「みなさん」というほどココには人がいない事が一番の問題です。
一時期毎日100人くらいいたんですけどね。
サボってたら10人いるかいないかになってしまいました。
まあ、それも愛嬌って奴で。
ごきげんよう。