《第17話》 好みの変遷
まずは私信。
『英語構文の解説』なんですが、
もう少し待ってください。
いや、実はですね、
『忙しい』という便利な言い訳の元に、忘れてしまいました(←ダメ)
で、書こうかなと思ったんですが、何ページを扱ったのか忘れちゃったんですよ(←超ダメ)
書きますから。明日、授業を取っていた誰かに連絡をした上で、書きますから。
で、トップの画像をちょっと変えてみました。
ずっと同じ画像でしたからね。たまには趣向を変えて、
飼い主の写真にしてみようかと思ったわけです。
でも、「恥ずかしいから」って事で、多少ぼやかしてあります。
それは置いといて。
最近、色々な事に対する趣味志向が変わってきました。
年を取るたびに、色々な事が変わります。
まあ、大体は落ち着いてくると、落ち着いた物を嗜好するようになります。
例えば、
若い頃は飲み屋に行って頼むつまみは揚げ物ばっかりだったのに、
年を取ってからは、体がそんな脂っこい物を受け付けないから、タコ酢とモズクと刺身とか。
ハンバーグとスパゲッティとカレーライスとオムライスとステーキばっかり食べて喜んでたのに、
焼き魚と梅干とちりめんじゃこしか食えなくなったとか。
若い頃はヒップホップばっかり聞いて「yo!yo!」とか言ってたのに、
オッサンになって鳥羽一郎や八代亜紀の良さが解ってきたりだとか(解るんだろうか)。
若い頃は私服にめちゃくちゃ気を遣っていたのに、
年を取るとスーツばっかり気にして、日曜日の服装はめちゃくちゃダサいとか。
それから若い頃は平気で原色のシャツとか来て粋がっていたのに、
年を取って赤いシャツを着たら、何かの小説の登場人物と間違われそうになったりだとか。
若い頃はデートといえばひたすらどこかに出かける事ばかり考えてたのに、
年を取ると外に出るのも面倒くさくなったりだとか。
まあ、数えればキリはありませんが、
大体この様に「落ち着く」=「枯れる」方向で変遷していくのが普通ではないでしょうか。
昔ですね、私、スーツってオーダーメイドしてたんです。
シャツも百貨店でしか買わなかったんです。
いや、別にそれは何かのこだわりがあったわけじゃないんですけど、
たまたま私を30年ほど前に産んでくれた女性が百貨店に勤めていましたので、
その社員割引の特権を使ってデパートで購入していたんですけどね。
ある日、シャツがねえな、でも行く時間がないな、と思った時、
仕方がないのでイトーヨーカドーで購入しました。
「ああ、俺もイトーヨーカドーで洋服を買うようになったのか・・・。終わりだな・・・。」
などと、妙に切なくなった事を覚えています。
別にイトーヨーカドーにうらみはありません。
2割引、良いですよね。食料品やプラモデルではよくお世話になりました。
それは良いのですが、
最近私の中で、「色々な所が若返るような」変化が行われています。
最近と言っても、ここ1年間ぐらいでしょうか。
私、26歳で独立しました。
最初はね、やっぱり「この若造め!」とか言って舐められるのが嫌でしたから、
無理に貫禄つけようと思って、いろいろと努力していたのかも知れません。
それが多少時間を置いて、ある程度実績が出来て、
「もうそんな所でがんばる事もねえや。面倒くせえ。」
といった感じで、元に戻ってきた、といった方が正しいかも知れません。
いやいや、そうではなく、
「以前私の中になかった何か」が芽生えてきている事も事実なのです。
例えばですね。
音楽の趣味。
私、アメリカンロックが大好きです。
例えばエアロスミス。これは20年近く聞いてます。
いつ聞いても飽きない。
と、思っていましたが、
最近、あんまり聞きませんね。
聞きたくないわけじゃないんですけど、聞きません。
まずは大好きだった音楽を聴かなくなってしまった変化。
そしてここ最近(といっても、ここ5年くらいでしょうか)は、
別の音楽ばかり聴いています。
以前であれば「俺、このバンド嫌いだし・・・」と言っていた様なもの。
まあ、それはジャンルは微妙に前後するんですけどね。
ハイスタンダードとか。大嫌いでした。
「初めてのチュウ」の英語版くらいしか興味ありませんでしたし。
(いまさらながら)ブルーハーツとか。大嫌いでした。
「何が、『ドブネズミ~、やねん!』」なんつって、毛嫌いしてましたね。
『ろくでなしブルース』とか言う漫画に似た人が何人か出てたのを認識してたくらいで。
マッドカプセルマーケッツとか。大嫌いでした。
これは最近ベスト版聞いたら、「ああ、捨てたもんでもないな」と思うようになりまして。
ブランキージェットシティ。いや、これは昔から多少評価してましたけど。
でもね、やっぱり何度聞いても、あの声がダメです(じゃあ書くな)。
175Rとか。眼中にありませんでした。
いやいや、これ、ひょっとしたら今一番好きかも知れません。
知り合いに、そっくりな声で歌う人がいますけど。
カラオケでその人が歌った後、
CDを聞いても「その人が歌っている」様にしか聞こえません。
そうそう、最近ある人に薦められてマキシマムザホルモンを聞くようになりました。
これも10年前の私ならば、どうしても体が受け付けなかったバンドだと思います。
うーん、こうしてみるとですね、
なんだか、年を取るにつれて、音楽の嗜好が若返っていると思いませんか?
別に無理に若返りたいだなんて、思ってませんとも。
私、まだ、若いですからね。
まあ、どうして変化が起こったのか、自分なりに考えてみました。
はい!ここからが今日の本題。(長い前置きでした)
①まず、大好きだった音楽を聴かなくなってしまった理由。
⇒飽きたんでしょうね。多分(笑)
おいおい!それが結論かよ!と焦らないでください。
これってですね、ある一つの勘違いを生み出します。
食べ物の例で例えると、
「本当は大好きなのに、ずっとそればっかり食べてたら、見るのもイヤになった」
うーん。ありがち。
それは嫌いなんじゃなくて、飽きただけ。
「好き」「嫌い」の2極論で片付けるのは非常にサッパリしていて良い話ですが、
「嫌い」にも種類があるって事ですよ。
A.一度食べたが受け付けなかったから、嫌い。
B.食べ過ぎて、飽きてしまったので、嫌い。
C.何度も食べたけど、やっぱり嫌い。
②嫌いだったものが好きになった理由。
⇒まさに上の「A」を克服したからでしょうね。
一度食べたくらいで「嫌い」と判断してしまうのは非常にサッパリしていて良い話ですが(以下略)
また、もう一つの理由としてですね、
私、立場上人に、
「食わず嫌いをしないで何でもチャレンジしてみるもんだ。アンテナは高くね!」
なんて言って来たわけなんですよ。
そういっているうちに、自分もそうなったようです。
さあ、そう考えると、上の「A」は嫌いではなくなる可能性がありますね。
「B」は、本当は嫌いではないはずですから、嫌いじゃないんです。
残った「C」の場合。
あなたが何かを「これ、嫌い!」って言う時、
「C」の場合のみ、嫌いと言っても良い、と認めましょう。
※近所に、
「1度食べてまだまだ、2度食べてもう少し、3度食べて納得!」
みたいなキャッチのラーメン屋がありますけど(笑)
これって、
「まずいよ!うちは確かにまずいよ!でもさ、頼むから3回までは来てよ!
そうしたら、ひょっとしたら美味しいって思うようになるかも知れないよ!」
っていう作戦でしょうか。1杯目で納得させて欲しい物です。
まあ、簡単に、一度試したくらいで、
「こりゃぁ僕には合わないな、うん。」なんて判断するな、と。
言いたい事は、こういう事です(サンボマスター)。
あ!でも、一個だけ、
「A」のパターンで嫌いなモノが、私にもあります。
それは、ドリアンのドライフルーツ。
まずかった・・・。
普通食べ物って、
それを口に入れて、モグモグして、
「うーん、これ、まずいな・・・」
とか、徐々に、ジワジワと思うじゃないですか。
いや、違うんです。あれだけは、
口に入れた瞬間、本能が危険を知らせました。
食べた事がある人はお分かりでしょうが、
雑巾みたいな匂いがしましたからね。
他にもっと解りやすく例えると、
「朝の新宿歌舞伎町みたいなニオイ」とでも言いましょうか。
口に入れた0.3秒後に吐き出しましたが。
「パクッ、オエ!ペッ!」
の動作を、約0.3秒で行った、と。
それも何度か繰り返すと克服できますかね?
いや、ゴメン、あれだけは無理だ。
つまり、
「ドリアンのドライフルーツ以外は、何度かチャレンジしてから判断しろよ!」と、
言いたい事は、こういう事です(サンボマ略